産地情報

「れんこんに引っ張られている」JA水郷つくば
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れんこんづくり ~圃場の景色~

JA水郷つくば管内のれんこんの圃場の一年の様子をご覧ください。

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空かられんこんの圃場を見てみよう!
霞ヶ浦周辺に広がるれんこんの圃場は、夏を迎えて白い花が咲いています!#れんこん #圃場 #ドローン #空から見てみよう #れんこんの花 #lotus  #lotusroot  #drone #shorts

JA水郷つくば

水郷つくば農業協同組合は、平成31年(2019年)に旧JA茨城かすみ、旧JA竜ケ崎、旧JA土浦の3JAが合併して誕生しました。土浦市、龍ケ崎市、牛久市、かすみがうら市、美浦村、阿見町、利根町の4市2町1村にまたがった広域農業協同組合です。
茨城県の南部に位置し、北には筑波山、東には霞ヶ浦、西には牛久沼、南には利根川と、水と緑に恵まれた地域です。東京からは45~70km圏内にあり、管内を常磐自動車道と圏央道が交差して走り、常磐線とあわせ交通の便にも非常に恵まれた地域です。

霞ヶ浦沿岸はJA水郷つくばの特産品の一つ「れんこん」の一大生産地であり、日本一の生産量を誇ります。JA水郷つくばの作付面積は、約850ヘクタール(2019(令和元)年実績)で、れんこん田が霞ヶ浦沿岸一帯に広がっています。

全国の半分近くのレンコンは茨城産です。東京の市場に限ると90%以上のシェアーを誇ります。
資料:作物統計調査 作況調査(野菜) 確報 平成29年産野菜生産出荷統計

霞ヶ浦周辺ではもともと稲作を行っていましたが、田んぼが深く水害が多かったことから、昭和20年代(1945~1955年)には、販売目的のれんこんが栽培されるようになり、昭和45(1970)年から転作作物として取り入れられたことにより作付面積が急増しました。昭和40年代後半(1975~1980年)からポンプによる「水掘り」が導入され、1戸当たりの作付面積が拡大し一大産地となりました。

「水掘り」と呼ばれる機械で水をくみ上げ、ポンプの水圧でれんこんの泥を飛ばして人力で収穫をします。自走式の掘り取り機械や洗浄機を導入しているところもあります。

れんこんの周年出荷を行っています。3月かられんこん田の代かきを始め、4~5月上旬に種バスの植え付けを行います。6~7月は病害虫(主にアブラムシ)の防除を行い、地域によっては、フェロモントラップによるハスモンヨトウの共同防除も行っています。露地栽培の収穫・出荷は、8月中旬から翌年の5月まで、年末の12月がピークです。露地栽培の端境期である6~8月上旬は、ハウス栽培による収穫・出荷を行っています。

JA水郷つくばでは、日々の出荷物の検査、統一目会、栽培講習会など積極的に行い、高品質なれんこんを出荷するよう心掛けています。

出荷は、主に4キログラム詰め段ボールで行っています。11~4月の通常時は段ボールに鮮度保持フィルムを入れて出荷し、気温が高い5月および8~10月は、氷を詰めて発泡ケースに入れて出荷しています。また、ハウスれんこんは全て2キログラムの発泡ケースで出荷しています。

水郷つくば農業協同組合(JA水郷つくば)
〒300-0833
茨城県土浦市小岩田西一丁目1番11号
TEL:029-822-0534
FAX:029-824-4086

茨城県銘柄産地指定

土浦ブランド レンコン

土浦市は日本一のレンコンの産地。
東京市場では、れんこんの9割が土浦市産で占めています。
霞ヶ浦周辺は、土壌が肥え、水温が高いという自然条件が、美味しいれんこんを育てています。肉厚で繊維質が細かいのが特徴です。

かすみがうら市のレンコン

かすみがうら市霞ケ浦地区で広く栽培されるレンコンは1989年に初指定を受けており、2019年の再指定で平成の30年間にわたって市場からの評価を積み重ねてきました。

阿見町を含む霞ヶ浦湖岸地域は、アシなどが堆積した泥炭性埴土で、肥沃さと水温の高さがレンコン栽培に最適な環境をつくっていて、日本一のレンコン栽培地になっています。秋から冬にかけて需要が多く、特にハスの穴は“先が見通せる”として縁起が良く、おせち料理には欠かせない一品です。夏は緑一面のハス畑に淡紅色の花が咲き、景観としても楽しむことができます。

茨城県GAP(ギャップ、農業生産工程管理)制度の認証

JA水郷つくば霞ヶ浦蓮根部会の若手でつくるGAP推進班の全メンバーが、東京オリンピック・パラリンピックへの食材提供が認められる県版GAP(ギャップ、農業生産工程管理)制度の認証を取得しました。

池田組合長
「持続可能な農業を進めていくには、収量や味だけでなく安全・安心な農産物の生産が求められる、これを機に広げていきたい」

JA水郷つくば れんこん部会のご紹介

JA水郷つくば土浦れんこんセンター利用部会
JA水郷つくば田村蓮根部会
JA水郷つくば霞ヶ浦蓮根部会
JA水郷つくば阿見レンコン部会
JA水郷つくば虫掛蓮根部会

JA水郷つくば土浦れんこんセンター利用部会

JA水郷つくば 土浦れんこんセンター利用部会では現在69名の部会員がれんこんを栽培し、そのうち10名がれんこんをハウス栽培しています。ハウスれんこんは通常の露地栽培よりも早く定植して、6月上旬から7月上旬に収穫をおこないます。ハウスれんこんは通常のれんこんに比べ皮が柔らかく傷つきやすいため丁寧な作業が求められます。

それまで個人でおこなっていた作業を一括して担うため、JA水郷つくば れんこんセンターは昭和63年に建てられました。
JA水郷つくば れんこんセンターでは年間約1500トン以上を出荷し、年末ピーク時は1日に1万8000キロものれんこんを人の手で一つひとつ洗浄・選別・箱詰め・出荷をしています。れんこんセンターで一貫して作業することで、客観的な目線で選別がより早く、正確におこなうことができるので、れんこんの規格が統一され、価格向上に繋がります。

農家かられんこんボードに積まれた状態で持ち込まれるれんこんは、乾燥をさせないように大量のミストの下で一時保管します。れんこんは田んぼの中で栽培されるため、光や空気に触れたり乾燥することを嫌います。収穫後のれんこんを泥付きのままミストに充てることで、泥が光と空気を遮り、ミストがれんこんそのものの乾燥を防いで鮮度を保ち、泥が水分を含むことで、その後の洗浄工程で汚れを落としやすくするというメリットがあります。

各農家のれんこんが混ざらないようレーン作業は農家ごとにおこないます。ミストをたっぷりと吸ったれんこんがレーンに乗ると、まずは洗浄機で泥をしっかりと落とし、細かい部分は人の手で綺麗にしていきます。JA水郷つくば れんこんセンターには約60名のスタッフが在籍しており、れんこんの表皮に現れるシブの落とし方や選果の基準を指導し、出荷品質の安定に努めています。

次の工程では泥や根を落としたれんこんを5つの規格に選別し、重さを量って箱詰めしていきます。レーンの上では白くて大ぶりなれんこんが目を惹きますが、家庭や直売所では調理やお弁当のおかずに使いやすい比較的小さなれんこんが好まれます。規格はAMサイズから2Sサイズまであり、それぞれのニーズに合わせた規格のれんこんを出荷しています。

最後に選果選別を終えたれんこんを、大量の氷と一緒に梱包して市場へ出荷していきます。JA水郷つくばのれんこんは、関東圏だけではなく関西・東海・東北まで出荷されます。4月下旬から10月の終わり頃までは気温も高いので、長距離の移動でも出荷先まで鮮度を保つための工夫をしています。

JA水郷つくば れんこんセンター
〒300-0025
茨城県土浦市手野町1851-1
TEL : 029-828-1210
FAX : 029-828-1025

JA水郷つくば田村蓮根部会

JA水郷つくば田村蓮根部会では、部員が40名おり、年間約700tのれんこんを消費者へ届けています。2004年にJA土浦(現JA水郷つくば)に加入しました。肌の白い高品質なれんこんを売りにし、市場から高い評価をいただいています。部会のブランドを維持するため、部会独自で部会名と生産者名を出荷箱に明記し、出荷を行っています。

より良いれんこんを栽培するため、田村蓮根部会では「土づくり」と「安全・安心」を推進しています。土作りでは連作による地力の低下を防ぐため、豚プン堆肥やパーク堆肥等の様々な堆肥や土壌改良材を利用して、土づくりに力を入れています。近年では、資源循環の点から食物残渣を利用した堆肥を積極的に活用し、地域を挙げた土づくりと資源循環に取り組んでいます。
 さらに「安心・安全」の取り組みとして、県GAP制度に部会として取り組み、認証を取得しています。また、青年部の活動も活発で、力みなぎる部会です。
 田村蓮根部会では栽培を強化するとともに、消費者へのPR活動を積極的に展開し、部会一丸となってれんこんの魅力を発信していきます。

東京多摩青果株式会社本店 信重 諒さん
東京多摩青果本店の信重です。田村蓮根は選果選別が良く、安心して食べていただけます。おすすめの食べ方は豆腐ハンバーグなどに入れて、食感を出してもらうのがおすすめです。皆さん、食べてみてください!
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東京多摩青果株式会社北部支店 大柳 朋生さん
東京多摩青果北部支店の大柳といいます。田村蓮根は品質、味はもちろんのこと、シャキシャキとした食感が他にはない野菜となっております。おすすめの食べ方は天ぷら。私が好きなのはきんぴらです。今後とも田村蓮根をよろしくお願いいたします。
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横浜丸中青果株式会社南部支社 山本 直之さん
横浜丸中青果南部支社 山本といいます。田村蓮根は当市場において、大変品質で高評価を得ております。おすすめの食べ方は、天ぷら、煮物、きんぴら、なんでも美味しくいただけます。ぜひお手に取ってみてください。よろしくお願いします。
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横浜丸中青果株式会社湘南支社 菅野 淳さん
横浜丸中青果湘南支社の菅野です。田村蓮根は品質が安定していて、大変安全な食材でございます。好きな食べ方はれんこんチップスです。ぜひ皆さんお試しください。よろしくお願いします。
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田村蓮根部会事務局
〒300-0026
土浦市木田余3119-3
029-821-7300
JA水郷つくば 土浦中央支店

JA水郷つくば霞ヶ浦蓮根部会

①部会紹介
JA水郷つくば霞ヶ浦蓮根部会では、部会員161名、栽培面積約260ha、年間出荷数量3,500t、JA水郷つくばの中で一番大きな部会になります。霞ヶ浦湖畔の温暖な地形と豊富な水源を利用し、6月上旬から始まるハウスれんこんから露地れんこんまで1年間を通して出荷できる体制を整えており、関東地区を中心に北海道・東北地区から関西地区まで出荷を行っています。また、地域性に対応するために泥付きれんこんを中部・北陸地区を中心に出荷をしています。
部会にはれんこん女性部・青年部・研究会があります。青年部や研究会ではれんこんの品種維持や種ハスの選抜作業を行っています。種ハスの選抜作業を行った種ハスを生産者に提供することで品質の良いれんこんを栽培することができ、部会全体で品質の向上に繋げています。そのれんこんを女性部が市場や量販店で消費宣伝活動(れんこんの試食)を行い消費拡大に繋げています。
最近は若い生産者や新規就農者が増え、経験豊富な生産者と意見交換が促され生産現場が活発になっています。部会では良品質なれんこんの提供及び若手生産者の育成に力を入れ、市場や消費者に信頼される産地作りを目指しています。

②目揃え会
品質の良いれんこんを消費者に届けるために、出荷規格や品質の確認をする目揃い会を年間3回行っています。

③れんこん青年部でれんこん種ハス掘り取り

JA水郷つくば 霞ヶ浦支店
〒300-0134
茨城県かすみがうら市深谷3434-12
TEL : 029-897-0583
FAX : 029-898-2831

JA水郷つくば阿見レンコン部会

JA水郷つくば阿見レンコン部会では阿見町の霞ケ浦湖岸地域を中心に、現在17名の部会員がレンコン栽培を行っています。
部会では環境にやさしいレンコンづくりを目指して部会員全員がエコファーマーを取得し、土壌診断に基づいて土壌改良や施肥改善を行い適正施肥、隣接する美浦村のトレーニングセンター由来の馬ふん堆肥や、発酵鶏ふん、米ぬかなどの有機質を使用し土づくりを行っています。
 適期防除により農薬使用回数も極力抑えるなど環境にやさしいレンコンづくりを実践してきました。
 各種イベントへの積極的な参加でレンコンを提供し阿見町産レンコンのPR活動や、学校給食への提供など食育や地産地消活動にも力を入れています。規格外品を有効活用しレンコンパウダーやパウンドケーキも製造されるようになりました。
 また阿見レンコン部会では人材育成に力を入れるべく、就農希望者の受入を行っています。部会員の指導のもと、研修に励んできた数名が独立就農を果たし、晴れて阿見レンコン部会の部会員となることができました。
 阿見レンコン部会は、銘柄産地にも認定され、これからもおいしいレンコンを消費者に届けるため、またさらなる発展を目指し活動していきます。

阿見レンコン部会事務局
〒300-0333
稲敷郡阿見町若栗2243+4
029-889-0621
JA水郷つくば 阿見営農経済センター

JA水郷つくば虫掛蓮根部会

虫掛蓮根部会は現在11名の部会員で構成されています。当部会は昭和42年に発足し、50年の歴史があります。
年間100トンの蓮根を、指定市場の長野県連合青果松本支社と山形丸果中央青果に出荷しており、山形県など蓮根の生産が少ない都道府県の市場からは高い評価を受けています。

当部会では蓮根の料理方法の普及に向けて、キャンペーン活動を積極的に取り組んでいます。水郷つくば管内では当部会がキャンペーン活動を初めて行い、45年間継続して実施しています。
量販店の店頭で試食を提供しながら、消費者に直接食べ方の提案を実施しています。毎年当地域で開催される、かすみがうらマラソンでもPR活動を実施しています。

現在若い生産者も増え、活気のある部会です。
今後も更なる品質向上を心がけ、部会員全員で定期的に目揃え会を実施し、部会員一丸となって、高品質な蓮根の栽培・出荷に努めてまいります。

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虫掛蓮根部会事務局
JA水郷つくば 土浦西支店
〒300-0804
土浦市粕毛705-2
TEL 029-821-4081 
FAX029-821-5048